Battle for Gilneas

ばとる・ふぉー・ぎるにーず。Gilneasという国の名前は日本人に発音しにくいWoW固有名詞の最たるものの一つだと思う。カタカナで書くなら「ギルニーズ」が据わり良いと思うが、発音的には最初の「ぎ」は「ぎ」と「げ」を7:3くらいで混ぜた感じ、「に」は「に」と「ね」を6:4から5:5くらいで混ぜた感じで読むのが近い。つまりGilneasと書いて「ぎるにーず」と「げるねーず」の中間からちょっと「ぎるにーず」寄りに読むとそれっぽくなる*1
Cataで導入された新BG。内容はまさしく10人版ABで、ABと全く同じことを10人3拠点で行い、2000ptを目指す。RatedBGのバリエーションにこのタイプのBGを加えたいがために作りましたとでも言うような手抜き感が漂うが、開発段階ではGilneas Cityの中心を4地区に分割し、より多くの地区を占領したチームが勝つという少し新しいスタイルのBGを企画していたらしい。ただ、そのデザインが頓挫してしまい、結果今の形になったようだ。

  • ポイント収入・間隔
    • 1Cap:10pt/9sec
    • 2Cap:10pt/3sec
    • 3Cap:30pt/1sec

ポイント収入は右表の通り。収入間隔も変わるのがミソで、特に3Capした場合びっくりするような速さでリードが広がることになる。それを利用して、開幕に主力がWWを攻めつつLH(AllyならMine)をNinjaして一気に勝敗を決めにいける(決められる)こともある。それでなくても3拠点という性質上防御側の意思決定がしやすいBGでもあるため*2、開幕の当たり方でほとんど勝敗が決するとよく言われる。
その状況を多少改善するために、4.1で復活地点に関する変更が入った。それまではABと同じく最寄りの拠点もしくは開始地点から復活していたのが、1つ隣の拠点で復活させられる仕様になった。例えばHordeでMine/WWを持っていてWW付近で死んだ場合はMineで復活する。同じ状況でLHを攻めている最中に死んだ場合はWWで、Mineを守っていて死んだ場合は開始地点で復活になる。つまり、直前まで行動していた位置にすぐには戻れないという制約がついたわけだ。ある拠点で守備側に死者が出た場合、すぐにGYから加勢を得ることができないために徐々に劣勢になり、攻撃が成功しやすくなるというシナリオ。
とはいうものの、守備側の行動決定がしやすいという性質は変わらないので、開幕が重要であることにも変わりはない。特にPugでは反撃を組織的に行うのが非常に難しく、たとえGear等の条件にそこまで開きがないようなマッチメイクでも守備側がBGの性質をわかっていれば打開不可能になってしまうことも少なくない。10人という人数の少なさのために、1-2から敵拠点の一つをZergして打開しようとした際に、手薄になった手持ちの拠点をNinjaされて状況が悪化するというケースもままある。もっともPugなら反撃に成功して大勢を覆すことも時にはできるのであまり悲観的になりすぎないように。Ratedなら、そこが腕の見せ所となるのだろう。
また、先の復活地点の仕様のために、HordeならLH、AllyならMineを取った場合、死んだ敵プレイヤーが開始地点で復活する可能性が高くなり、結果的にそこでキャンプという状況が結構起こる。WWで死んだプレイヤーがLH(Mine)のGYを通り越して開始地点に転送されるためで、こうなるとそこから物理的に抜け出すことができなくなるというわけだ。加えて、LH(Mine)を取った状態で敵チームの開始地点付近で殺された場合、LH(Mine)から復活できるのでキャンプしている側は人数不足が起こりにくいというのもひとつの要因*3。もし自チームがキャンプされたらゴーストランをしてLH(Mine)を奪還するか、はるばるWWのGYまで走って復活、そこから手薄なMine(LH)を襲う等しないといいように押し込められてしまうわけだが、キャンプされた時点で戦意喪失するプレイヤーも多いのでなかなか難しいだろう。強く生きるべし。

Achievement解説

最近、Achieveをそれなりに意識してプレイし始めたのと、Battlemasterを目指そうかなあと思い始めたので、BGAchieveを結構狙っている。そこでBG解説に合わせて簡単なAchieve解説もつけることにした。他のBGのページにもそのうち追加予定。
BfGAchieveはBattlemasterの対象外。Veteran含め全て達成でMaster

  • Battle for Gilneas Victory/Veteran
    • 初勝利及び100勝記念。Masterを取るには100勝が必要。
  • Battle for Gilneas All-Star
    • 1試合のうちに1回Assault&1回Defendせよ。普通にプレイしていてもそのうち取れそう。狙ってやる場合は開幕のAssaultに積極的に挑むこと(その後戦況が膠着して終わってしまうことも少なくない)。DefendはGearのしょぼそうなRogやMageがNinjaしにきたらそれをあえて見逃し、Assaultさせてから殺して取る、といったやり方もアリっちゃアリだが、失敗するとカッコ悪い。
  • Battle for Gilneas Assassin
    • 1試合のうちに各ノード近辺で10HKずつスコアせよ。これも乱戦になったら自然と取れそうだが、狙っている間はなかなか取れずヤキモキする。導入当時カウンターがバグっていて死ぬとリセットされていたらしいが、今は直っている。
  • Battle for Gilneas Perfection
    • 2000-0で勝利せよ。開幕LH(Mine)を狙うしかない。意外と取れる時があるのがPugの怖さ。3Capしてしまえば勝負はすぐに決するので出来たときは一瞬。
  • Bustin' Caps to Make It Haps
    • 通算50回Assaultせよ。簡単。
  • Don't Get Cocky Kid
    • 500pt差を逆転して勝利せよ。Premadeで狙ってやる場合、まず開幕Mine(LH)をCapせず、かつ相手にWWを取らせて0-2でしばらく待ち、500pt差を作る。その後Mine(LH)をCapし、2-1or3-0に逆転して取るらしい。Pugだと、序盤圧倒されて点差が生じ、何人かキレ抜けしたあと補充で入ってきたプレイヤーが活躍して逆転したりすると取れる。
  • Double Rainbow
    • 二重虹の下で息を呑め(/gaspせよ)。アメリカのどこかの自然公園で発生した二重虹に偶然遭遇した男性が撮った動画が何年か前にYoutubeにアップされ、その男性の感動している様子がなんだか笑えるということでネットで流行したことがあったらしい。これはそのパロディ。WWの後方に二重虹が出ているので、川伝いにその真下まで行き、岩の上に乗って/gaspすれば取れる。
  • Full Coverage
    • 通算10回3-0状態で勝利せよ。試合終了時点で3-0であった時のみカウントなので注意。そのうち取れる。
  • Jugger Not
    • 100pt差以内で勝利せよ。似たアチーブがABにもあり、それはもともと10pt差で勝利せよという極めてシビアなものだった。今はどっちもNerfされたので僅差の試合をたくさん経験していればそのうち取れそう。事前にpt収入ペースを計算しておいてから、Premadeで例によって開幕MineをCapせず調整する手法でも一応できる。
  • Newbs to Plowshares
    • 6分以内で勝利せよ。Pugでも運が良ければ取れる感じ。2000-0が達成できればついでに取れそう。
  • Not Your Average PUG'er
    • 通算10回Defendせよ。そのうち取れる。
  • One Two Three You Don't Know About Me
    • 1試合のうちに2回Assaultせよ。常に狙う意識を持っていれば比較的簡単。
  • Out of the Fog
    • 1試合のうちに2回Defendせよ。こちらはそもそも機会がそう無いのでちょっと難しい。1回Defendできた試合で狙いに行くのがいいかも。わざとAssaultさせるテクはこのためにも使える。

*1:WorgenNPCに話しかけるか、Worgenスタートゾーンのクエストをやるとたくさん聞ける

*2:2-1になったら数人は拠点に必ず置きつつ敵の動きに合わせて残るメンバーが動くだけで比較的容易に守れる

*3:LH(Mine)エリア外で死ねば上記転送ルールの対象外になり最寄りGYから復活できるため